カード・マジック

マジック画像


技法(テクニック)関連
基本的特に指定が無ければディーリングポジションです

カウント
数える意味ですが、テクニック(技法)ではフォールス・カウントと総称します
つまり本来は数える意味ですが必ずしもそうではなく
特定のカードを見せないで行えるのもこの技法の特徴です

サム・カウント
これは親指で密かに数える意味になります
デックに被せた右手の陰やお客に話しかけながらなど
密かに左親指で外左隅を押さえ弾く様に数えるのもあります

ピンキー・カウント
小指で密かに数える意味になり、デック内右側を密かに数えます

ブロック・カウント
デックを左親指で右に押しながら数枚を1単位で右手に移していく
数えている雰囲気を見せない

リバース・カウント
これはテーブルなどに単に1枚ずつ上に乗せて数えていくだけで、順序が逆になる

フォールス・カウント
これがカードマジックのカウントの意味となります
テンポよく行うことがポイント
実際より多く数えたり少なく数えたり、特定のカードを見せずに数えたりする総称です

多く見せて数える場合
簡単な方法で右エンドグリップで保持したデックを左親指で引きながら左手に取りどこかで左指でブレイク
その後引き続き左手に取っていきますが、ブレイクより上のカードやパケットを右手でデックの下に戻してしまう
どこで何枚いつやるかで変化します

左手には数えた数より少ないカードになります

テーブルで数える時は、テーブルに1枚ずつ置きながら
徐々に両手をテーブルに近付け右手で引いて置く前に左親指でデックに戻す
既にテーブルにあるカードを右手でずらすことで置いたように見せます

少なく見せて数える場合
例えばデックを揃える時に6枚の下でブレイク
順次右親指で引きながら右手の移していきます
5枚目で2枚同時に移してしまいます

テーブルで数える場合は1枚づつ揃えず置き、最後の数枚は1枚として乗せてしまう
枚数が多いとズレて解らない

バックル・カウント
最後の数枚をまとめてバックルすることで1枚に見せて、その分だけ少なく数える
バックルとはボトムの数枚を小指等で数枚を押し下げるのですが
結果的にはカード左側面が手のひらの親指の付け根下の母指球下部に押しつける形になり
左側のそのふくらみに押さえつけられカードはズレませんから解りません

プッシュ・オフ・カウント
左から左親指で押しながら順に右に下へ入れ数えるが
最後の複数枚はボトムカードをバックルして下1枚を除いて左親指で一度に押し出し
右カードの下に入れてしまうことで少なく数える

アンダー・エムズレイ・カウント
エムズレイ・カウントの最後の1枚とトップでなく、ボトムに戻す技法(下で説明)

エルムズレイ・カウント(ゴースト・カウント)(カウント・フォー・アズ・フォー)
例えば4枚のカードを同じ枚数の4枚にカウントしますが3枚目のカードを見せずに行う技法
どのグリップで行うかにより変わります

例えば3枚目を表向きにした左手ピンチ・グリップで保持したパケット
そのトツプカードを右手親指で引き右に滑らせて移し"1枚!"
次のカードを取ろうと左下に右手が近付いた時に左手に残った3枚の上2枚を左親指でプッシュ
その陰で右手の1枚目を右パケットの下に入れ左手で取りプッシュされた2枚を右手で"2枚!"
以後左手にある2枚も順次"3枚".4枚"として右手に移していきます

その2枚を上下どこに移動するかで表向きのカードの位置は変化し
4枚目を下側に戻すアンダー・エムズレイ・カウントであれば、引き続き行っても表向きのカードは見えません

右手で内側右隅でのグリップから親指で行う方法もあります

オペック・カウント
4枚を4枚で数えますが2枚目は見せない技法
4枚を右手ピンチグリップで最初は左指でボトムを引き出し、続いてエルムズレイ・カウント

コンボ・カウント
6枚のうち下3枚を見せないで6枚としてカウントする技法
例えば右手エンドグリップから左親指で1枚ずつ滑らせるように取っていきますが
1・2枚目までは普通に取り3枚目の時に残り全てを親指付け根で取ります
同時に下側の1・2枚目のカードを右手に戻します
次に4枚目を取りますがブレイクし、5枚目でブレイクより上のカードを右手で引き抜き戻す

最後にそのカードを6枚目とします
ボトムの3枚は見せていません

ジーバー・カウント
5枚のカードの真ん中を見せずに4枚にカウントにする見せないカードはボトム

左手ピンチ・グリップで保持したカードを右手親指でトップカードを右に引き「1枚目!」
そのカードを左パケットの下に戻すと途中で左手親指でボトムカードを残し3枚を右に少しずらし右手で取り「2枚目!」
左手の2枚の下にそのパケットが入ると同時にボトムかーどを左手指で左に引き上の2枚は1枚に見える様に「3枚目!」
最後は左手で引いたカード1枚を「4枚目!」見せないカードはボトムに来ている

ジョーダン・カウント(ヨルダン・カウント)
ボトムカードを見せずに4枚なら4枚としてをカウントする技法
左手ピンチ・グリップで保持したパケットを、右親指で順次滑らせるように取り込み右手で保持したまま左パケットの下に入れ
3枚目で全てを重ねボトムカードのみを残しプッシュしてカウント
最後に1枚を上に乗せていきます、これによりボトム1枚を見られずカウント数は正しい枚数になる
見せないカードは3枚目にあります

スピリット・カウント
全て裏向き4枚の3・4枚目のカードの表は見せないで4枚でカウントする技法
左手ピンチ・グリップで裏向きに保持した4枚のパケットのトップカードを右手親指(上)とその他の指(下)ではさみ取りお客に表を見せ
左手親指で軽くスライドした(事前に2枚目の下にブレイクしておくのもありか)2枚目のカードの上に重ねて取り
2枚重ねたままでお客に表を見せる

次に左手に残った2枚のパケットの下に右手の2枚を入れ
そろえた4枚になったボトムカード(先ほど右手に取った2枚目)
それを左手中指で押さえ残したまま3枚を右手に取りお客に表を見せる(1番目で見せたカード)
最後に左手の1枚のカードお客に表を見せ(2番目に見せたカード)重ねる
トップに戻すかボトムに戻すかで位置関係は変化します
テンポ良く行う、ムーブにも属するか

ツー・フォア・カウント
4枚の真中の2枚を見せずにカウントする技法
4枚のパケット手前右隅をピンチグリップで掴み右親指で上3枚を1枚の様に左斜め上に押し出す
押し出された3枚を左手親指付け根でつかみながら左上に移動、同時に戻りながら右手1枚のカードの下に入れる
その後左手親指で上1枚を滑らせるように取りながら左上に移動し同時に戻りながら3枚のパケットの下に入れる
これを交互に続けても2枚は見せないでカウントされる

数えると言うより自然に見せている雰囲気になる

ハーマン・カウント
枚数もさることながら、パケットの下半分は見せることなくカウントさせる技法

枚数は任意で右手エンド・グリップで保持し、左手親指で上から順番に左手手のひらに重ねていく
任意のところで右手のパケット残りを全て左手に移し
下側になった左手のパケットを右手の指(親指とその他の指)で右に移す
そこから先ほどと同じ様に、順番に左手にカウントしながら移していく
見せたくないカードの手前で行えば、それより下のパケット全てが見えない便利な技法です

ビドルムーブ・カウント
特定のカードを数えず、または余分にカウントする技法
例えばデックを右手エンド(ビルド)・グリップに持ち、左親指でトップカードを押さえ左右に引いて左手にカードを取ります
2枚目も同じ方法で取りますが、その時に必ず右手のデック下にカードが隠れる状態になります
2枚目を取った時にブレイクし3枚目を取る時に2枚目を右手で取り
これでデックのボトムに1枚スティールしたことになります

バック・カウント(フラッシュトレーション・カウント(ムーブ))
裏側(表側)を全て同じに見せる技法
例えば表向き3枚のカードをビドルグリップで持ち
手のひらを返して裏を見せ戻して左親指でトップカードを1枚擦るようにして取り
2枚目も3枚目も同じ方法です
枚数は関係なく裏模様は全て同じカードに見えます

ヨルダン・カウント
ジョーダン・カウントで説明済み

リズム・カウント
全てが同じカードに見せる技法
4枚のうち上からジョーカー・A・A・ジョーカーとして
ダブルリフトでジョーカーを見せて戻してトップのAをテーブルに置く
2枚目を返してジョーカーを見せてテーブルに置く
ボトムのジョカーを見せて3枚目をテーブルに置く、最後のジョーカーを見せてテーブルに置く
リズムをとってテンポよく行うことで全てジョーカーに見える

更に多くのカウントを学びたい方は
「カードマジック カウント事典」に80を超える技法が掲載されています

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